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即編集!即保存!Windows向けブログ用画面キャプチャ環境

ブログで画像を多様する、俺みたいなマヌケ野郎はなにしろ大変だ。

何が大変かって、画面キャプチャを取ったあと、その画像に個人情報が書かれていたり、載せてもいいけどできれば載せないほうが良い情報とかが記載されていたり、むしろCero Z的なムフフ画像だったりした場合、そのままアップロードができないからである。

そういう時はキャプチャした画像を一度グラフィックエディタで開き、フィルタでモザイク処理などをするのが良い。

GIMP2でモザイクかけてる

Photoshop CS5でモザイクかけてる

ただ、1枚や2枚なら良いだろうけど、マニュアル的な記事だと画像の量が半端無い時がある。俺のブログはなるべく初心者の方にもわかりやすくするために、画像を得てして多用することが多い。

そしてGIMP2もPhotoshopもとにかく起動が重い。特にPhotoshopはCS5なんかだと、ファイルを開くのも激重で激おこだ。

そうなるともう1枚1枚モザイクいれたり説明文を入れたりするのが面倒くさくなりすぎて、さすがの俺もバイト先の冷蔵庫に入って写真撮ってもらいたくなるほどだ。


■今までのやり方

さて、Windows7には最初から、画面キャプチャソフトとして『Snipping Tool』というものがインストールされている。使ったことある人いるかな?


スタートメニューを開いて、キーボードで『Snip』と打てば表示されるはず。これを一度起動してみるとわかるけど、案外使えるんだよね。

起動するとこういう感じになる。画面には初音ミクの画像を表示してあるが、これをキャプチャしてみようと思う。


この新規作成ボタンが予め選択された状態になっていて、画面は白くオーバーレイがかかった感じになる。


この状態であれば、あとは画面をドラッグしてキャプチャしたい範囲を選択するだけでOKだ。
キャプチャ後は以下の様な、簡易的なエディタになる。


で、画面上部に並んでる各種ツールを使い、好きな色と好きな太さで線を書くことができる。
目隠しなどには最適だ。

ただ、このツール、ものすごく適当に作られていて、はっきりいってまっすぐ線を引くのが超難儀だし、そもそもモザイクとかレイヤーとか全く無いので、本当に、付箋にちょっと書くメモ程度のことしかできないんだ。


という訳で、色々とWindows7でキャプチャ画像を撮ったあと、ある程度の高機能である程度の起動の早い、別のアプリを使ってみようと思う。

■これからのやり方

使うアプリは以下の2つだ。
どちらもフリーウェアで、結構有名ではある。もしかしたら一度は使ったことがある人も多いかもしれない。

AzPainter2はとにかく起動が早く、レイヤ機能もあるし、なにより、予め指定した形式で、予め指定した場所に、コマンド一発で保存してくれる便利機能があるんだよ。

WinShotはキャプチャソフトとしてはシンプルにできているが、実は外部アプリ都の連携部分がかなりしっかり作られている。

というわけで、WinShotをインストールし、スタートメニューで自動実行するようにしたあと、AzPainter2でデスクトップにJpegで保存する設定にした状態で、簡単ブログ画像作成環境を作ろうじゃないか。

まずは上記リンク先から2つともダウンロードしておこう。
これ以外のソフトの組み合わせなどで、実は数個のグラフィックエディタなどを試してみたはいいけど、これは便利!とおもったアプリが実はアドウェアやスパイウェアだったり、保存するたびにいちいち形式を選ばないといけなかったりで、シンプルな要件を満たすものが俺は発見できなかった。もしもっと便利な組み合わせや、単体ですべての要件を満たすソフトがあれば、俺には黙っておいてね!(割りとこれはうそ)

■インストールと設定

WinShotはexe形式でインストーラーになっているので、ダウンロード後はすぐにインストールできると思う。

AzPainter2はzip形式で圧縮されているので、CubeICEなどのソフトで解凍したら、C:\Program Files(x86) などの中にフォルダごと放り込んでおこう。

WinShotはWindows起動時に自動的に実行されるように、ショートカットをつくって、スタートアップに放り込んでおくと便利だ。

やり方は、インストールされた場所(たいてい、C:\Program Files (x86)\WinShot\のはず)を開いておき、WinShot.exeをAltキーを押しながらデスクトップなどにコピーすると、ショートカットファイルになってくれる。今度はそのショートカットを好きな名前(例えばWinShotなど)に変更しておき、スタートアップの場所に移動すればOKだ。

スタートアップの場所は、もし貴様のユーザ名がHanakusoなら、C:\Users\Hanakuso\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup という、とんでもないところにある。



さて、早速WinShotの設定を行おう。

スタートアップに置いたショートカットでもいいので、とにかくWinShotを起動すると、タスクトレイに常駐する。このアイコンを右クリックしてメニューを開こう。このメニューから『環境設定』を選択する。


まずは『基本設定』タブで、『マウスカーソルをキャプチャする』にチェックを入れよう。マウスカーソルをキャプチャに含めたくない場合はチェックしなくてもいいけど、あったほうがわかりやすいと思うので、俺は入れるようにしているんだ。

それと、『前回の番号を記憶』にチェックを入れておくと、キャプチャ画像が連番にる時に、途中で作業を中断してたとしても、自動的に続き番号からになり、重複しなくなるのですごく便利だ。




次は『外部アプリ』タブを開き、『プレビュー機能を外部アプリに代替させる』にチェックをいれ、下に外部アプリを指定する。今回はAzPainter2だ。
パスをそのまま貼り付けてもいいが、最後に『"%1"』が必要になる。右にある『...』ボタンから選択すると、自動的に突いてくれるので便利だ。



次に、『その他の設定』で、キャプチャ時の効果音などを設定しておくと幸せになれる。
その他、時間差キャプチャを設定しておくと、例えばプルダウンなどのマウス操作でしか表示されないメニューなども、問題なくキャプチャできるようにになる。3秒だと長いので、俺は2秒にしてある。


さて、これでだいたい準備が揃ったんだけど、一応ホットキーの内容を確認しておこう。
『ホットキー』タブで確認できる。


どうやら矩形選択時のプレビューは、『Ctrl』+『Alt』+『F3』らしい。
もし気に入らなければ、他のホットキーに変更すればいい。

というわけで一旦『OK』し、早速『Ctrl』+『Alt』+『F3』をタイプしてみよう。2秒後にカーソルがクロスヘアになったはずだ。
矩形の始点でクリック、終点でクリックして選択すると、音がなって、AzPainter2で開く。


さて、ここで冒頭で説明した、
  • 毎回指定したファイル形式
  • 毎回指定した場所
にショートカットキー1発で保存してくれる設定をしよう。
  1. 『ファイル』>『固定フォルダと形式の指定』を開く
  2. 『フォルダ』に保存死体場所を指定、『形式』からファイル形式を選択して『OK』
でOKだ。実に簡単。

そして『ファイル』>『固定フォルダと形式で保存』を選択すると、その場所、その形式で保存してくれうわけだ。
こちらのショートカットは『Ctrl』+『H』で固定になっているようなので、次回からはこのショートカットでサクッと保存しよう。

ちなみにモザイクを描けたい場合、まずツールパレットの『選択範囲』を選び、モザイクを描けたい場所を矩形選択する。


その後『フィルタ』>『ピクセレート』>『モザイク』と選択すると、モザイクパレットが表示されるので、モザイクのブロックサイズを選択して『OK』ボタンをクリックすればいい。


ちなみにこのモザイクパレットのプレビューは、ドラッグでプレビューをずらすことも可能だ。細かいところまでしっかり作られている。

更に便利なのが、最後に使ったツールを次回起動時に覚えてくれてるので、次回もモザイクをかけるのが楽ちんなのだ。これはすごい!

というわけで、これでもし何も編集しない場合でも、モザイク入れるとしても、
  1. 『Ctrl』+『Alt』+『F3』でキャプチャ
  2. 『Ctrl』+『H』で保存
でサクサクと画像が保存できるんだ。

■まとめ

WinShotは起動が軽く、設定もなかなか凝ってる。かゆいところに手が届く。

AzPainter2もとにかく起動が早く、レイヤ機能もあり、説明画像に必要な処理はひと通り揃ってるし、書店に行けばマニュアル本も置いてある。俺は1冊だけ見たことがある。

この2つを組み合わせれば、画像だらけのブログでも何ら苦にならない。
むしろ記事を作成するスピードもアップするので、じゃんじゃん記事を書きたくなる事、請け合いなしだ。

ぜひ、お試しあれ。