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Windows7にVirtualBox4でCUIなFedora17を入れてWeb開発環境を作ろう【3/4】

■LAMPだ!!

さて、今回はWindows7にインストールしたVirtualBoxで動かすFedora17で、LAMP環境を作るの巻だ!!
ただし細かい設定の説明とかは面倒臭いし、ググればノイズみたいなクソ記事が大量にヒットするとおもうので、そちらをぜひご覧あれ。

Fedoraだったら今まで100回は入れてる感じなんだけど、だいたい大きく分けると3つのフェーズに分かれる。
  • 初期設定(ネットワーク、便利アプリなどの設定)
  • LAMPの構築
  • 使用アプリのインストール
3はGUIでやる処理なので、今回は上の2つをやろうぜ。
そしてそれらの設定に先立って、VirtualBox側の設定をまず最初に野郎じゃないかこの野郎!


※今回の記事は完全に下調べが済んでないで書いている(暴挙)のでそれ相応の認識で!

■VirtualBoxの設定

【IPアドレス確認】

Fedora17CUIにログインし、以下のコマンドを叩こう。
# ifconfig
『lo』と『p2p1』という2つのネットワークインタフェースが表示されたと思うが、『p2p1』の方に表示されている『inet』を確認する。
DHCPで勝手に割り振られたIPアドレスだけど、これを任意のIPアドレスで固定化しようと思う。

今回は『192.168.56.101』で設定する予定。


【OS終了】

すでに愛しのFedora17ちゃんが起動していたら終了しよう。
終了の仕方は、もしログインしているのであれば、
# sync
を3回くらい打ち込んだ後、
# shutdown -h now
でOKだ。
後は勝手に終了する。

もしログインしていないのであれば、ウィンドウの右上にある✖ボタンで閉じてしまおう。

【ネットワーク】

次にVirtualBoxのFedora17CUIが選択されている状態で、設定ボタンをクリックし、設定画面を開こう。
ここで行うことは、ネットワークの設定だ。

具体的にはこういう感じにネットワークを構成してみようと思う。



ネットワークのプロからすれば、少々乱暴な書き方していると思うかもしれないけど、俺別にネットワークのプロじゃないし、そんなのしらねぇよ!と言いたいわけだ。

で、この図で大体理解いただけたと思う。

ホストOSからインターネットは今の状態ですでに繋がっていると思うので、混乱を避けるために線はつけてないよ。

要するに『ホスト』+『ゲスト』だけのネットワークである『ホストオンリー』と、『ゲスト』+『インターネット』だけのネットワークである『NAT』の2つを使えば問題ないじゃん!という構成になるね。

最初はデフォルトで『NAT』になってるはずなので、『ホストオンリー』を追加する形だ。


まずFedora17CUIが終了している状態でVirtualBoxから設定を開こう。
Fedora17CUIを選択した状態で設定アイコンをクリックして設定画面を開く。

『ネットワーク』を選択し、アダプタ1をまずは確認。こんなふうになっていればOK。
基本、最初からこういうふうになっているはずなので、細かいところは気にしなくて構わない。

『高度』シェブロンを開いた状態ね
アダプタ1
割り当てNAT
名前<空白>
アダプタタイプPCnet-FAST III(Am79C973)
Promiscuous ModeDeny
MACアドレス<環境によって違う>
ケーブル接続チェック
※アダプタタイプは環境によって内容が違う可能性があるよ

さて、これはNATの設定だ。つまりゲストOSがインターネットに参加できているという状態になる。
次に行うのは、ホストOSからゲストOSへのSSH接続、ゲストOSからホストOSへのsambaサービスの提供などだ。

まずは『アダプタ1』となっているタブから『アダプタ2』に切り替え、『ネットワークアダプタを有効化』にチェックを入れよう。
『割り当て』プルダウンから『ホストオンリー アダプタ』を選択し、最終的に以下のようになっていればOKだ。

こちらも『高度』シェブロンを開いた状態ね
アダプタ1
割り当てホストオインリー アダプタ
名前VirtualBox Host-Only Ethernet Adapter
アダプタタイプPCnet-FAST III(Am79C973)
Promiscuous ModeDeny
MACアドレス<環境によって違う>
ケーブル接続チェック
※アダプタタイプは環境によって内容が違う可能性があるよ

さて、これで仮想PCに仮想ネットワークカードを2枚さした状態が実現できた。1つはNAT、1つはホストオンリー。基本的にはVirtualBoxのOS側の設定はこれで終わりだ。『OK』ボタンで閉じておこう。

余談だが、ホストOS側であるWindowsで、『コントロールパネル』>『ネットワークと共有センター』>『アダプターの設定の変更』とすすむと、ホストOSであるWindows側のネットワークアダプタが見れるけど、ここにホストオンリーアダプタが追加されているはずだ。


右クリックしてプロパティを開き、『インターネット プロトコルバージョン 4』を開くと、以下のようになってると思う。これがゲストOSに対するルータと理解してOK。

IPアドレス192.168.56.1
サブネットマスク255.255.255.0
デフォルトゲートウェイ<なし>
優先DNSサーバ<なし>
代替DNSサーバ<なし>

つまりゲストOSであるFedora17CUIでは、ゲートウェイが192.168.56.1になる、というわけだ。

【VirtualBoxの環境設定】

さて、実はVirtualBoxにはインターネットへアクセスする際に必要なIPアドレスを設定するところがある。
VirtualBoxのメニュー『ファイル』>『環境設定』を開き、『ネットワーク』を選択しよう。ホストオンリーネットワークのアダプタが表示されてるはずだ。

このアダプタをダブルクリックするか、選択された状態で右に見えるドライバーアイコンをクリックすると、設定内容を確認することができる。

アダプタ
IPv4アドレス192.168.56.1
IPv4ネットワークマスク255.255.255.0
IPv6アドレス<なし>
IPv6ネットワークマスク長<なし>
※この内容は環境によって変わる可能性があるよ

DHCPサーバ
サーバアドレス192.168.56.100
サーバマスク255.255.255.0
アドレス下限192.168.56.101
アドレス上限192.168.56.254
※この内容は環境によって変わる可能性があるよ

Windows側で確認した『VirtualBox Host-Only Network』とIPv4のアドレス内容が同じであれば問題ない。要するにインターネットに接続する際に、このIPアドレスのアダプタを使って接続するよ、という意味になる。いわゆるルータとかゲートウェイと呼ばれるもののネットワーク的な位置を設定する、ということだ(と思う)。

で、ホストオンリーだから接続先はインターネットではなく、ホストOSのWindowsに接続、と言う意味だ。
だからホストOSのWindowsのIPと、アダプタのIPが同じになっていれば問題ない。

ちなみにノートPCでカフェなどでノマドする場合、DHCPでIPアドレスを貰う場合が多いと思う。
現状俺もそれでノマドしているので、そういうコワーキングが目的な人も、この設定で問題ないはずだ。


■そろそろ本当のことを話そうか

実は正直、ここらへんのネットワーク周りにはあまり自信がなかったりする。
一応VirtualBoxのヘルプも見てみたが、英語だし図がないし、よくわからないというか、面倒くさいのだ。
だから勝手に解釈して偶然動く設定になっているだけにすぎないかもしれない。

一応それを頭に入れておいてね。
設定項目の内容がしっかり把握できた場合、この記事を修正しまくる予定。


さて次回は、具体的にLAMPの構築をする予定だ。