■InkScapeだけでここまで出来るんだよ
Illustratorはすごい。すごいけど高い。
だったらInkScapeでいいじゃん、と思う。
だから俺はベジェ曲線を弄りたかったら、InkScapeを使ってるよ。
でもInkScapeは書籍も少なく、情報も足りない状態だ。
だけど大丈夫。安心したまえ。
公式マニュアルがやたら役に立つので、一度全部読んでおくと良いかもね。
というわけで、各セクションの簡単な解説をしてみる。
■基本
http://inkscape.org/doc/basic/tutorial-basic.ja.html
InkScapeの使い方を俯瞰して説明してある。
ここをひと通り見ておけば、基本的な操作はマスターしたも同然。
- キャンバスのパン
- ズームインとズームアウト
- Inkscape のツール
- ドキュメントの作成と管理
- シェイプの作成
- 移動、拡大縮小、回転
- キーによる変形
- 複数選択
- グループ化
- フィルとストローク
- 複製、整列、配置
- Z 軸順序
- 隠れているオブジェクトの選択とドラッグでの選択
- 最後に
■上級
http://inkscape.org/doc/advanced/tutorial-advanced.ja.html
Illustratorなどのパスツールを使っていた人にとって、あれはどうやるの?これはどうやるの?そもそもそういうことができるの?などの疑問をある程度解決することができる。
- 貼り付けテクニック
- フリーハンド曲線と規則的なパス
- パスの編集
- サブパスと結合
- パスに変換
- ブーリアン演算
- インセットとアウトセット
- 簡略化
- テキストの作成
- XML エディター
- 最後に
■シェイプ
http://inkscape.org/doc/shapes/tutorial-shapes.ja.html
予め用意されている形状データを使ってシェイプを編集する方法を説明。
ページ途中でおかしな表示になっているところがあるが、無視しよう。
- 一般的な用法
- 矩形
- 円/弧
- 星形
- らせん
- 最後に
■カリグラフィ
http://inkscape.org/doc/calligraphy/tutorial-calligraphy.ja.html
西洋風カリグラフィに焦点を当てた説明。
Wacomのタブレットを使うのを前提としてある。
- 歴史と様式
- ハードウェア
- カリグラフィツールオプション
- 幅と幅変化
- 角度と固定度
- 震え
- うねりと質量
- カリグラフィの例
- 最後に
■要素
http://inkscape.org/doc/elements/tutorial-elements.ja.html
InkScapeの説明というより、デザイン作業をする上での知識などの事前準備を説明している。
- デザインの要素
- 線
- シェイプ
- サイズ
- スペース
- 色
- テクスチャ
- 明度
- デザインの原則
- バランス
- コントラスト
- 強調
- 比率
- パターン
- グラデーション
- 構図
- 参考文献
■トレース
http://inkscape.org/doc/tracing/tutorial-tracing.ja.html
ビットマップデータを読み込み、そのデータを元にパスを自動で作成する機能。 現在はトレースエンジンはPotraceのみが利用可能。
■ヒントやコツ
http://inkscape.org/doc/tips/tutorial-tips.ja.html
実践で使えそうなTIPSや、トラブルシューティングをいくつか説明してある。 基本と要素を見たあとに見ると良いかもね。
- タイルクローンを使った放射状の配置
- スライス (領域を複数の矩形に分けてエクスポート) するには
- 非線形グラデーション
- 一風変わった放射状グラデーション
- ページ中央への配置
- ドキュメントのクリーンアップ
- XML エディターの隠し機能
- ルーラーの単位の変更
- スタンプ
- ペンツールの裏技
- Unicode 値の入力
- アイコン描画のためのグリッドの使用
- オブジェクトの回転
- 影を落とす
- パス上にテキストを置く
- オリジナルを選択する
- 画面の外に出てしまったウィンドウの回復
- 透明、グラデーション、そして PostScript エクスポート
■補間
http://inkscape.org/doc/interpolate/tutorial-interpolate.ja.html
この場合の補間とは、シェイプAとシェイプBを開始と終了に指定し、その間の色、形、サイズなどを自動で補間してくれるという意味。 Flash製作者ならすぐに意味がわかると思う。ようするにモーフィング。
- はじめに
- 2 つの同じ形状のパス間の補間
- 2 つの異なるパス間の補間
- 補間方式
- 指数
- 終端パスを複製する
- スタイルを補間する
- 補間を利用して不規則な形状のグラデーションぽく見せる
- 最後に
■おわり
というわけで、バカ高いAdobe製品なんか捨ててしまって、オープンソースの世界をもっと楽しもうじゃないか。
俺はそのほうがクールだと思うぞ。
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