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XAMPPでWeb開発などをしている人は直ぐにVMPlayerに変えたほうが良い【6/8】

さて、無事にCentOSにログインできたら、まずはこれからたくさん行わなくてはならない設定に先立ち、まずは簡単に使い勝手を向上させてみる。

最初に行うのは、画面の解像度だ。さすがに今のままでは小さすぎる。


上部メニューバーから「システム」>「管理」>「ディスプレイ」と進めてみる。



 

ディスプレイの設定に関してはroot様権限が必要になるので、ここでrootのパスワードを入力する。
入力が終わると画面右上に管理者として黄色いアイコンが表示される。


Windowsの画面のプロパティに似た、解像度の設定ダイアログが表示される。「モニタ-設定」タブの「解像度」プルダウンをみてみると、なんと640x480、800x600の二つしかないではないか!これは尻が燃えるように苦痛を味わう羽目になる事必須。

早速解像度を変更しなければいけないが、そのためにはまずこのCentOSに対して、ハードウェアを指定してあげるだけでOKだ。


「ハードウェア」タブの「モニタータイプ」横にある「設定」ボタンをクリックすると、モニターダイアログが表示される。

「General LCD Display」内にある「LCD Panel 1280x1024」など、任意のハードウェアを選択し、「OK」ボタンをクリックする。

実際には選択したハードウェアは存在しないはずなのだが、VMPlayerという仮想OSで動かすので、ハードウェアも仮想と言う事になる。


ハードウェアを変更した後に「モニター設定」タブで「解像度」をみてみると、選択できる解像度が増えているのが分かると思う。今回は「1280x1024」を選択し、「OK」ボタンで確定してみた。


さすがにハードウェアの設定を変更したため、いったんログアウトしてくれと言われる。心配性の次男坊且つA型なあなたは、再起動してもよい。

 

ログアウトするには、デスクトップ上部のメニューバーから「システム」>「****のログアウト」、再起動するには「システム」>「シャットダウン」を選択する。


シャットダウンを選択した場合は、「ハイバネート」、「再起動」、「キャンセル」、「シャットダウン」の4つの選択肢があるので、「再起動」ボタンをクリックする。

 

するとCUI画面に変わり、再起動が始まる。なにげなく文字が赤いので、一瞬エラーか何かと勘違いするが、ただ単に「再起動するからしばし待て!」と書いてあるだけだ。
紛らわしのぅ。

ちなみにだが、再起動よりログアウトの方が当然処理が早いので、せっかちでB型長男のあなたはログアウトした方が家族に余計な不安を与えないで済むのは言うまでもない。

そしてログインしなおし、又は再起動が終わると、指定した解像度でウィンドウが表示される運びとなる。


ただ、ブログ記事用にいったん800x600に戻して置くが、あなたは使っているWindowsが許す限りの大きな解像度に設定するが良い。何しろハードウェアは仮想だ。好きな解像度を設定する事が出来る。

次回更新までは、いろいろなメニューを探ってみたりして、Linuxという極めて優れたOSを堪能しておくのが人生を明るく照らす唯一の道だ。

次に、VMPlayerの便利ツールであるVMWare Toolsのインストールを行う。このVMWare Toolsをインストールすると、ゲストOSとホストOSの間でシームレスにマウスの移動ができたり、フォルダの共有ホストOSとゲストOSでコピペができるようになる。

まずはVMPLayerのメニュー「VM」から「VMWare Toolsのインストール」を選択しよう。デスクトップにDVD-ROMがマウントされたはずだ。

実際のDVDメディアと同じように、この状態では中身を実行する事は出来ないので、いったんデスクトップなどに展開しておく必要がある。

 
マウントされたドライブ内には、「VMWareTools」のtarボールが置いてある。このアイコンをダブルクリックすると、tarボールの展開が可能な「書庫マネージャ」というソフトが起動する。


このソフトの使い方は簡単で、表示されたリストから展開したいファイルを選択し、ツールバー「展開」ボタンをクリックするだけで、どこに展開するかのウィンドウが表示される。場所を選んだらOKすれば、tarボールは展開され、使えるようになると言うわけだ。WindowsでのLhaplusやPlusLhacaなどと同じだ。


とりあえず分かりやすいように、デスクトップを選択し、「展開」ボタンで展開する。
展開中にデスクトップにフォルダが出来るのを確認出来るだろう。

 

展開が終わったら書庫マネージャは終了してしまってかまわない。
次に、この展開されたフォルダの中にある、インストーラをコマンドラインで起動する。

「アプリケーション」>「アクセサリ」から「GNOME端末」を起動しよう。
ちなみにこのアイコンを画面上部のツールバーへドラッグすると、そこにショートカットを作ってくれるので便利だ。

GNOME端末を起動したらsuコマンドでrootになり、 デスクトップへ移動する、という流れになる。

$ su -
パスワード: 
# cd /home/ogaaaan/Desktop/
# cd vmware-tools-distrib/


vmware-tools-distrib内に移動したら、perlコマンドでこのインストールファイルを起動しよう。

# perl vmware-install.pl

これでインストーラが起動する。インストーラと入っても、コマンドラインだ。
いくつか質問されるが、基本的に全部Enterキーを押せば良い。


面倒くさい待ち時間と質問への回答でイライラする直前、つまり5分程度だが、そのくらいでインスコが終わる。最後に「Enjoy  --the VMware team」と表示されてプロンプトに戻れば終わりだ。

インスコが終わった状態では正しくVMWareToolsが動かないので、一度VMPlayer自体を終了し、再度起動すれば有効になる。

これでいちいちゲストOSからCtrl+AltでホストOSにマウスを移動しなくても良くなる。
※補足
解像度がなかなか思ったようにならない場合がある。その場合、「システム」>「管理」>「ディスプレイ」でハードウェアの設定と解像度の設定を終えた後、「システム」>「設定」>「解像度の設定」で、任意の解像度を設定してみよう。指定した解像度で画面が表示されるようになるはずだ。
ちなみに解像度が800x600などの小さな設定だとゲストOSとホストOS間のマウスのシームレスな移動ができない。これはバグかな。というわけで、最低限1024x768以上にしておくようにしよう。設定を反映させるにはOS自体を再起動して反映させればOKだ。VMPlayerを再起動させても当然反映されないので注意。OSの設定をしたのでOSを再起動させて反映、だ。