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Gitをおさらいしよう【2/6】

■環境構築

まずはGitをWindowsで使えるようにしよう。GitのWindows版はそのままGit for Windowsという名前で配布されているので、以下のURLからダウンロードしておこう。

http://msysgit.github.io/



このサイトのDownloadsをクリックしよう。現状だと以下の様なリストが表示されるので、一番新しいバージョンのexeファイルをクリックする。



次のページではクリックしたバージョンと同じファイル名が表示されてる。『Git-1.8.3-preview20130601.exe』など。このファイル名をクリックして、ようやくダウンロードだ。



ダウンロードしたらインストールしておこう。
ダウンロードした以下のアイコンをダブルクリックすればいい。



Welcome to the Git Setup Wizard』画面では、1.8.3のプレビューリリース版をインストールするよ、的な内容が書かれている。そして他のすべてのアプリケーションを終了させておいてね、とも書いてある。起動しているアプリケーションはすべて終了し、『Next』ボタンで次へ進もう。



Information』画面では、ライセンスの説明が表記されているので、スクロールして一番下まで目を通しておこう。問題なければ『Next』ボタンで次へ進もう。



Select Components』画面では、インストールするコンポーネントを選択する。
簡単に説明すると、『Additional icons』内の『In the uick Launch』にチェックを入れると、クイックランチにアイコンを表示してくれる。『On the Desktop』にチェックを入れると、デスクトップにGitのショートカットアイコンを作ってくれる。デスクトップのショートカットはチェック入れておくと良いかも。

『Windows Explorer integration』内の『Simple context menu(Registory based)』は、右クリックに基本的なメニューを追加し、『Advanced context menu(git-cheetah plugin)』はメニューを自分でカスタマイズする。ここではデフォルトのまますすめることにする。
特に問題なければ『Next』ボタンで次に進もう



Ajdusting your PATH environment』画面では、

  • Use Git Bash only
  • Run Git from the Windows Command Prompt
  • Run Git and included Unix tools from the Windows Command Prompt

の3つから一つを選択できる。


それぞれこういう意味になる。

Use Git Bash only保守的な設定。PATHを変更しない。
Run Git from the Windows Command PromptCygwinを使用中且つまだGitがインストールされてない場合に選択する。PATHに追加される。
Run Git and included Unix tools from the Windows Command PromptGitとそれに付随するツールがPATHに追加される。ただしsort.exe、find.exeなどのWindows向けツールを上書きする可能性があるので十分注意すること。

というわけで、一番無難な一番上の『Use Git Bash only』が選択された状態で『Next』ボタンで次に進もう。


Configuring the line ending conversions』画面では、

  • Chekout Windows-style, commit Unix-style line endings
  • Checkout as-is commit Unix-style line endings
  • Checkout as-is, commit as-is

の3つから一つを選択する。要するに改行に関する設定だ。



それぞれこういう意味になる。

Chekout Windows-style, commit Unix-style line endingsテキストファイルのチェックアウト時はLFをCRLFに変換し、コミット時のCRLFはLFに変換する。Windowsでのおすすめ。
Checkout as-is commit Unix-style line endingsテキストファイルをチェックアウトする際に変換しない。コミットする場合はCRLFはFLに変換される。Unixを基準としたクロスプラットフォーム向けの設定。
Checkout as-is, commit as-isチェックアウトもコミットも改行を変換しない。クロスプラットフォームでの使用は推奨されない。


というわけで、一番無難な一番上の『Chekout Windows-style, commit Unix-style line endings』が選択された状態で『Next』ボタンで次に進もう。


Preparing to Install』画面では、インストールに向けた準備が開始される。しばらく待とう。



Replacing in-use files』画面が表示された場合、起動されているアプリケーション、サービスなどが、Gitのインストール時にすでに使われていて上書きできない可能性がある、と言われる。



もし画面の用にExplororが邪魔してるようであれば、いっその事Explorerを終了してしまっても構わない。

Explorerの終了の方法は、『Ctrl』+『Alt』+『Del』をタイプした後に表示されるメニューから『タスクマネージャ』を選択し、『プロセス』タブ内に表示されている『explorer.exe』を選択し、『プロセスの終了』ボタンをクリックすればOK。explorerを終了しなかった場合、インストール後に再起動が必要になるかもしれない。というわけで、ここでは念のためExplorerは終了させ、『Next』ボタンで次へ進んでみた。



Installing』画面では、インストールの進捗が確認できる。とは言え、1行でインストール中のファイル名が表示され、その下にプログレスバーが表示されるだけで、基本的には見てるだけ状態になる。
複数行を使ってインストールファイルを表示するインストーラも沢山あるので、できればそっちに変えてほしいとは思うんだけど、まぁいいか。



もしすでに別のバージョンのGit for Windowsがインストールされているようなら、以下の様な画面になるかも知れない。


これは、現在使用されてしまっているdllファイルを上書きできないから、別名で保存したので、あなた自身の手であとで書き換えておいてくれ、というものだ。

簡単に説明すると、以下の場所にあるファイルをリネームすればいい。



ファイル名の末尾の『.new』を消せばOKだ。リネームしたら、以下のコマンドを実行し、Windowsに新しいDLLを登録すれば完了。
> regsvr32 git_shell_ext64.dll

もし面倒なら、インストールを中止し、すでにインストールされているGitをアンインストール後、改めてGitをインストールしよう。

Completing the Git Setup Wizard』画面になったら完了。リリースノートが見たい人は『View ReleaseNotes.rtf』にチェックを入れたまま『Finish』ボタンをクリックすればいい。



Explorerを終了した人は、この時点でExplorerを起動しておこう。
タスクマネージャの『ファイル』から『新しいタスクの実行』を選択し、『explorer』とタイプ後、『OK』ボタンでExplorerが起動する。



さて、デスクトップにショートカットアイコンが作られているなら、ダブルクリックで早速起動してみよう。


このGit Bashで、WindowsでGitコマンドやLinuxライクなコマンドが使えるようになった。


試しに『ls -la』などと、Linuxコマンドを叩いてみよう。正しくリストが表示されたはずだ。
今後はこのGit Bashを使って、Gitのコマンドを叩きながら、Gitの基礎をおさらいしていこうと思う。

次回からプロジェクトを実際につくってみて、ハンズオンを開始するよ。
それではどうぞ、よろしく。